各大学や製薬会社との共同研究により解明された「桷志田」の力
自然の恵みから生まれた福山町の黒酢。黒酢に含まれる成分を科学的に解明し客観的に証明するため、鹿児島大学・筑波大学・関西大学などの大学や製薬会社の研究機関と共同で黒酢についての、さまざまな研究を行っています。
1、活性酸素を除去し抗酸化力を高める

日本抗加齢医学会(2009年)で鹿屋体育大学の斎藤和人教授により発表された「桷志田 泉」を用いた臨床試験で、原料に大豆を使用した「桷志田 泉」は活性酸素を除去しながら、抗酸化力もアップするという結果が実証されました。抗酸化成分のひとつに「テトラヒドロハルマン」という物質があり、その含有量が一般の黒酢の300倍以上であるという事も判明。生活習慣病などの原因となる活性酸素を除去すると同時に、抗酸化力も高める事ができる食品は稀だと言われています。
2、食後の血糖値上昇を緩やかにする

筑波大学の細川名誉教授によると、「ご飯だけを食べた場合」と「ご飯と有機醸造酢桷志田を一緒に食べた場合」の両方の条件で、食後の血糖値がどのように変化したかを臨床実験で比べた結果、「ご飯と有機醸造酢桷志田を一緒に食べた場合」の方が食後の血糖値上昇が緩やかになるという事実が判明しました。さらに、一般の米酢よりもその効果が優れている事も明らかになっています。
3、コレステロールを下げるのに効果的な「紅糀黒酢」

「血糖値や血圧において健康維持に役立っている黒酢だが、コレステロールに悩む方へ良いものはないか。」と考えた佐賀大学の北垣浩志教授と共同で開発した「紅糀黒酢」。コレステロールは食事から摂るよりも体内で合成される量が多いため、食事からの吸収を阻害するだけでは効果は期待できないので、食品でコレステロールに作用する紅麹に着目し研究を行いました。紅麹にはコレステロールを下げる成分であるモナコリンKが含まれており、実際にそれを使用した医薬品「スタチン」は、動脈硬化の治療薬として世界で約三千万の患者に使われています。その紅麹で作った「紅糀黒酢」はコレステロールが高い方に期待できる効果のある黒酢に仕上がりました。
4、「桷志田」の旨みの秘密はD-アミノ酸

老舗うなぎ屋のタレや蕎麦屋のつゆなど、寝かせた商品に感じられる「まろやかさ」や「こく味」といった熟成を感じる味わいの正体はD-アミノ酸です。関西大学との共同研究により「桷志田」にはこのD-アミノ酸が、一般の米酢の約55倍も含まれているという事が明らかになりました。D-アミノ酸は「美容アミノ酸」とも言われており、肌のバリア機能や保湿機能を高める働きがあります。黒酢もろみから分離したD-アミノ酸高生産乳酸菌を黒酢仕込み時に添加して醸造した黒酢の中には、肌に良く、食品の旨味にも関与するといわれているD-アミノ酸が豊富に含まれています。